2017年4月10日月曜日

全身麻酔中のアナフィラキシーショックについて

今回の勉強会は
「全身麻酔中のアナフィラキシーショック」についてです


手術&全身麻酔では普段では使わない薬がたくさん体内に入りますので
麻酔薬・抗生物質・筋弛緩薬・ラテックスなどのアレルギー反応を起こすことが
1万人に1例くらいの頻度でおこります


全身の皮膚症状が特徴的ですが、
実際に目の前にすると、皮膚症状に先行して
「呼吸器症状・循環低下」がおこってきております

初期は肺塞栓症などを疑い心エコーまでおこないましたが
皮膚症状が現れた時点でアナフィラキシーと判断し


アナフィラキシーセット「ボスミン・ポララミン・ガスター・ステロイド」
を投与して対処いたしました
アナフィラキシーという概念自体が希薄だった頃に比べれば
対処法も確立し、今回のケースも安全に管理することができたとおもいます




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