2015年10月30日金曜日

10月の学会その2:臨床

10月の後半は、臨床麻酔学会が横浜で開催されました。
春の麻酔科学会は、麻酔”科学”として科学的・学術的な演題が多く
秋の臨床麻酔学会は、”臨床”で困った症例etcの発表が多くあります。


先日ブログにも掲載していた当院からの発表ですが
いくつか厳しい質問を受けつつも発表は盛り上がっていたようです。
発表者は緊張しすぎて写真をとっていなかったようで・・・

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学会といえばお土産です


月餅
こちら具がたくさん入っていて美味です 


赤い靴の女の子
横浜と童謡のイメージから作られたクッキーetcだそうです



本人曰く、新横浜のホームでお土産を探していたら
「東京○○」ばっかりで・・・ということでした。
横浜土産って難しい??


こちらはかりんとう等の詰め合わせ

皆様有り難う御座いました。

2015年10月27日火曜日

10月の学会その1:心臓

秋は学会のシーズンです

10月前半は心臓血管麻酔学会がありました
当病院に心臓外科はありませんが、 心臓外科麻酔は若手の登竜門ということもあって
院外研修etcでみなさんに経験してもらっています


聞きたい演題にびっちり付箋が貼ってある抄録集
手術室は”ほぼ”通常通りの稼働状況ですので若手の数人しか参加しておりませんが
いろいろ勉強してきた様子です 


もちろんお土産もいただきました


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こちらは非常勤のO.Drから


ドーハでの国際学会に参加されたようです
おみやげにデーツのお菓子をいただきました


棗とナツメヤシは違うそうです

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10月には手術看護学会もあり、
手術室の看護師さんも学術的にレベルアップです


北海道から、ロイズのチョコをいただきました

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最後は
10月の季節外れの夏休みのお土産


分散して夏休みをとるので、8月、9月は予定がびっしりで
こうやって10月に夏休み(秋休み?)として取られるDrもおります
岡山と言えばやっぱり桃ですね~


2015年10月22日木曜日

麻酔科専攻医募集中~つづき

京都市立病院の専攻医の募集はひとまず10月30日で締め切りです。
(二次募集がかかるのかはわかりませんが・・・)


当院の研修医さんも含めて皆さん来年度の勤務先を悩んでいる真っ最中だと思いますが、
今月は2名のかたに見学にきていただきました。

知り合いを通じてという方が一名と、
もう一名は麻酔科学会の後期研修医募集のURLを見てという方です。

↓↓↓↓↓
http://www.anesth.or.jp/news2015/20151001.html
http://www.anesth.or.jp/student/post-1.html



麻酔科では、研修を修了する研修医さん向けに
全国各地の麻酔科研修病院を掲載して告知しております。


上記HP内にも詳しく案内が載っておりますが、
さらに京都市立病院のHPへ
↓↓↓↓↓
http://www.kch-org.jp/kcho/recruit/doctor/


麻酔科専攻医プログラムに則り
4年間で麻酔科専門医受験資格を得られます。
関西で麻酔科医師として働くなら是非
まだまだ見学をお待ちしております。


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また、専攻医以外に常勤麻酔科医師も随時募集中です。
年度末には卒業(?)予定の専攻医さんもおり、
来年4月も人が入れ替わる予定です。
皆様どうぞよろしくお願いいたします~


↑↑↑↑↑
http://www.kch-org.jp/kcho/recruit/doctor/



2015年10月16日金曜日

10月の予演会

10月後半に臨床麻酔学会を控え、
当院から発表する演題の予行演習をいたしました


帝王切開手術の脊髄麻酔でブピバカイン 3mlを使用すると
有害事象が増えるのか、というお題です


帝王切開手術にブピバカインが使われ出した10年くらい前は、
いかに少量に抑えて血圧低下を回避するかが主な争点でした。
しかし、血圧変動に対する輸液方法や昇圧薬の使い方が変わってきた現在、
逆にいかに鎮痛を得られるかに振ってみるのもありかと。

(多少の誤字脱字は本番前に直します!!!)


当院での調査の結果は3ml使用群でも血圧の変動は
差がなかったということになりましたが、
はたしてこれが学会でどう評価されるのか・・・
結果は来週末のお楽しみです。

2015年10月8日木曜日

9月の勉強会のご報告です


9月の勉強会は・・・

その1:Miller's Chap.58 エコーガイド下神経ブロック


神経ブロックを行うには、
まずはエコー機器の特性を知らないといけません。
アーチファクトと目的物を見間違わないようにします。


これは神経ブロックのみならず心臓エコーでも必要な知識で
みなさん真剣に聞いております。


後半は、代表的な神経ブロックの具体例。
毎日のように手術室では神経ブロックが行われていますが
指導医からの実践教育だけでなくスライドでのカンファも有用です。





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その2:Miller's Chap.45 心血管モニタリング




全身麻酔の患者さんの多くで
手術中に動脈圧測定をおこなっております。
Aラインと呼びますが、その波形を見るだけで
麻酔科医は患者さんの状態を把握できます。


収縮期血圧の数字が120なのか140なのかではなく、
ノッチがあるのが、二峰性なのかetc・・・


さらに大きな手術になると、
中心静脈圧の測定を行い、
a、c、v、yポイントの波形を観察することで
心臓の状態を把握しております。



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その3:Miller's Chap.91 低圧環境(宇宙)での麻酔




日本にある手術室はそのほとんどが海抜1000m以下の場所にありますが、
世界には高度2000m以上に人が住み、首都があり、病院がある場所があります。


そんな高地での麻酔をする場合、
そして飛行機などの低圧環境下での呼吸生理学、
果ては宇宙で挿管することになったら
ということを真面目に議論しているチャプターでした。