2016年7月27日水曜日

麻酔科専門医試験に向けて・・・

今回の勉強会は、
「専門医試験 口頭試問」
というお題です。


研修医の2年間が終わり麻酔科医師になると
4年の修練&学会活動ののちに
麻酔科専門医となるための試験が待ち構えております。


今回は、9月に控えた専門医試験の前に口頭試験の問題をいくつかみんなで一緒に考えました。

問題1:78歳女性、大骨骨折に対する人工骨頭手術
リスクに「人工透析」が挙がっており、透析患者さんの術前管理・麻酔管理をすらすらと述べられるかが問われています。


そして手術中に輸血をすることになり
輸血による合併症:高カリウム血症
についても問われます。

今回の勉強会はこういった例題を2~3問、
ベテラン麻酔科医と、研修医さんらといっしょに
今年試験を受ける若手Drが答えを考えておりました。




2016年7月19日火曜日

7月はペインクリニック学会

5月に日本麻酔科学会の集会があったばかりですが
7月は日本ペインクリニック学会の学術集会がありました。


ペインクリニックで取り扱う「痛み」ですが
本来は人間の体の不調を表現する大事なシグナルです。

ところが、疾患そのものが治まったのにも関わらず
神経の興奮だけが続くといった困った状態が時々存在し
麻酔科の武器とする神経ブロックと医療麻薬で治療する分野です。


京都市立病院では手術室の関係もあり毎年2名ほどしか参加できておりませんが
今年は研修医さんの参加のお土産:
「鎌倉座:半月」
をいただきました。ありがとうございます。


2016年7月14日木曜日

研修医募集中!もちろん、麻酔科専攻医、麻酔科常勤医師も募集中です!

梅雨も終わり、ずいぶん夏らしくなってきましたが
夏と言えば、医学部学生さんの就活(?)シーズンですね!


最近ゆるキャラが大活躍の京都市立病院ですが、
来年度いっしょに働いていただける研修医さん大募集中です!


というわけで、病院説明会を7月2日に開催いたしました
約40名の学生さんが参加するということもあり
説明する側としてもとても気合いが入っております。


麻酔科の担当は2分ほどでしたが、
手術室の運営状況、麻酔科の指導体制などお伝えすることができました。

見学会に来ていただいた方も、都合が合わず来られなかった方も、
京都市立病院を是非よろしくお願いいたします!

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今回は、学生さんに向けた説明会でしたが、
京都市立病院の麻酔科では、いっしょに働いていける
専攻医・常勤医師さんを大募集中です!

病院見学なども随時受け入れておりますので
まずは病院代表までご連絡くださいませ!




2016年7月11日月曜日

βブロッカーの投与を受けている患者の麻酔

2016年勉強会 その23

今回の勉強会は、
「βブロッカーの投与を受けている患者の麻酔」
です


人間の体には、α受容体、β受容体というアドレナリンの受容体が存在します
β受容体は、主に心臓で、心拍数・収縮力に関与しておりますが
病気によっては、あまり心拍数や血圧が上がらないように阻害薬で調整しています。


但し手術の際には、

休薬を勧める・・・・麻酔薬なども血圧低下、心拍数低下の
副作用があるため重篤な低血圧を引き起こす可能性

継続を勧める・・・・リバウンドにより心臓に負担がかかる

といった2つの意見があり、個々の症例にあわせた判断が必要です。


こういったエビデンスは、研究論文がでる毎に数年で変更されたりしますので
今回の勉強会に取り上げていただきました。


また、今回は貼付剤による経皮的な投与法でしたので
投与方法と体温に関連した研究を探して貰いましたが
きちんとしたデータはでていない・・・といった結論におわりました。





2016年7月4日月曜日

今回のお題は・・・学会報告~IARS 

2016年勉強会 その22

今回のお題は、
海外の「IARS学会」の報告です

アメリカで開催されていたIARSという学会に
当院からY.Drが参加発表してきました


発表内容はなかなか基礎的な研究で、緑膿菌について・・・


大学院時代にコツコツ行っていた研究の成果発表でした
こういった基礎的な研究のもとで、現在の臨床は成り立っております

海外と言えばお土産!
もちろん?なんだか甘くてこれぞアメリカというお菓子
とアプリコット(ドライフルーツ?)をいただきました~