2015年11月18日水曜日

11月の勉強会その2:ロボット手術の麻酔

11月は特にイベントのない月です
紅葉のシーズンですので京都市は混雑して困っていたり
個人的には七五三のお詣りにいったり・・・ですが
病院はいたって平常運転しております



今月の勉強会その2は
Miller Chap.87 Anesthesia for Robotically Conducted Surgery
「ロボット手術の麻酔」です


ロボットをインターネットで検索すると、
二足歩行のいかにもなロボットから
工業用のオートメーション化されたロボットがでてきますが、

病院で使用するロボットとは、
主に医師の手先を代用するといった用途です




このロボットアーム、執刀医の動かす通りに動くだけでなく
スケールの変換を行うので、
指が5mm動くと先端が1mm動くといったように
非常に繊細な動作が可能というメリットがあります


麻酔科的な視点では、

・オープン手術に比べて視野が狭いので、エコーetcで補助しないといけない
・トレーニングに時間がかかるため初期はオープン手技に比べて時間がかかる
・特殊な体位をとるため、浮腫や循環動態に気をつけないといけない

といった点はありますが、前立腺の手術では十分なエビデンスもありますし、これからますます進歩していく領域になると思います


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