2016年7月11日月曜日

βブロッカーの投与を受けている患者の麻酔

2016年勉強会 その23

今回の勉強会は、
「βブロッカーの投与を受けている患者の麻酔」
です


人間の体には、α受容体、β受容体というアドレナリンの受容体が存在します
β受容体は、主に心臓で、心拍数・収縮力に関与しておりますが
病気によっては、あまり心拍数や血圧が上がらないように阻害薬で調整しています。


但し手術の際には、

休薬を勧める・・・・麻酔薬なども血圧低下、心拍数低下の
副作用があるため重篤な低血圧を引き起こす可能性

継続を勧める・・・・リバウンドにより心臓に負担がかかる

といった2つの意見があり、個々の症例にあわせた判断が必要です。


こういったエビデンスは、研究論文がでる毎に数年で変更されたりしますので
今回の勉強会に取り上げていただきました。


また、今回は貼付剤による経皮的な投与法でしたので
投与方法と体温に関連した研究を探して貰いましたが
きちんとしたデータはでていない・・・といった結論におわりました。





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