3月後半の勉強会です
その4:肥満患者の麻酔 (K.Dr.)
基本的に、麻酔が不可能ということはありませんが
体重増加による影響として呼吸機能(人工呼吸)の問題と、
薬物の代謝の問題が考えられます。
とはいえ、どんな患者にも対応できるのが
”プロの麻酔科”です
リスクを十分説明した上でベストな麻酔を行っています。
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その5:鎮静と睡眠 (M.Dr.)
麻酔は眠っているように見えますが、
寝ているわけではありません。
レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルもありません。
麻酔から覚めた直後でも、夜になれば寝てしまいます。
脳波の研究によりずいぶん解析されてきましたが、
まだ全容は解明されておりません・・・
Millerの教科書に沿った勉強会でしたが、
麻酔科医にとっても少し難しい内容でした。
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その6:輸液とサードスペース (A.Dr.)
麻酔の副作用に血管拡張があり、血圧が下がります
手術の副作用に侵襲・炎症反応があり、血圧が下がります
そこで、周術期にどれだけの輸液をすればよいか、
どれだけの血管収縮薬を投与するか
SVV(一回心拍出量の呼吸性変化)や
PPV(動脈圧波形の呼吸性変化)といった
指標を参考にしながら麻酔中の管理を行っています。
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