2018年6月8日金曜日

KCH6月の記録

6月

麻酔科関連では
今月は特に大きなイベントがありません・・・

年度末に注文していた書籍が届きました


小説みたいに読みやすい本と


厚めのガイドラインやマニュアル類
ICU関連の書籍が多かったです


麻酔科領域もこんな感じで
研修医向けとプロフェッショナル向けが入り交じっておりますが
麻酔の前後にぱっと手にとって見られるように配置しております

2018年5月31日木曜日

市立病院麻酔科 5月の勉強会の記録

京都市立病院麻酔科
5月の勉強会の記録です



①麻酔器・気化器のトラブル

麻酔器にはデスフルランを投与するための気化器が装着してありますが
古い麻酔器ではその後にでてきた電子麻酔記録のモニターと干渉しておりました


たまに吸入麻酔薬が投与されないというトラブルが起こり、麻酔科は大慌て
(もちろん別の麻酔薬を投与するので手術には問題はありませんが)



・・・ということもありまして
当院では今年から麻酔器を新しい機種に一新し、一安心というところです

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②硬膜外カテーテルの迷入

全身麻酔は意識をとる/意識が無くなる麻酔ですが
手術後の痛み止めの効果がありません
ですので開腹手術の際は硬膜外麻酔という脊椎のカテーテルを入れますが


脊椎には、くも膜下腔/硬膜外腔の2つのスペースがあり
硬膜外カテーテルがくも膜下へ迷入した論文を勉強会で取り上げました


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③咽頭外傷の麻酔・挿管

4月から新しく来た専攻医さんに、
過去の経験で困った症例ということで発表していただきました



頭部外傷(咽頭部)の患者さんに、挿管して全身麻酔をするといった内容でした

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④抗血小板薬と血栓症


血栓症は抑制したいが、出血は困る
というレビュー論文の紹介がありました




出血があるときに速やかに止血機序が発動することはたいへん有り難いことです
但し、止血が過剰になりすぎると体のあちこちで血栓症がおこります




麻酔科といっても手術中に凝固因子を輸血したり、
血栓予防のヘパリンを投与したりするので
血栓症にも詳しくないといけません

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⑤アミノ酸輸液

全身麻酔による手術中は、麻酔による自己の温度調節の喪失に加えて
手術室のHEPAフィルターからの送風などによりどんどん体温を奪われます



温風加温装置なども使用しますが、
体内から暖める方法としてアミノ酸輸液が有効と言われており
勉強会の題材に取り上げていただきました



2018年5月28日月曜日

市立病院麻酔科 5月のブログ


毎年恒例ですが、5月には麻酔科学会の総会があります

今年の麻酔科学会は4年ぶりに横浜でした
当院からの発表報告はありませんが、
専門医の維持・更新のためにほぼ全員参加が必須となります



当院からもほぼ全員参加して、
リフレッシャーのセミナーや専門医講習などを受けております


2018年4月30日月曜日

市立病院麻酔科 4月の勉強会の記録

京都市立病院麻酔科
4月の勉強会の記録


①続・続・妊婦の非産科手術

妊娠中に、外科的手術が必要となった症例がテーマの勉強会です



胎児への麻酔薬一般の影響のほかに



検査のX線の影響etcこのテーマでの話題はまだまだ続きます

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②アナフィラキシー&KOUNIS症候群


全身麻酔中には1万人に1人ほどですが、
アレルギー(アナフィラキシー)反応を起こす方がおられます
今回は、KOUNIS症候群の検討会でした


実際に経験した心電図の変化ですが、
電子情報としてちゃんと記録が残っていることは
あとから振り返りをする上でたいへん有り難いことだと思います

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④神経麻痺(頭頸部)

当院では耳鼻科・整形外科などの頭頸部の手術がたくさんあるため
一定の確率で頭頸部の神経麻痺を起こす可能性があります
挿管に関連することもあるため勉強会で取り上げてもらいました。

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⑤DVT・VTE患者の再発率について

DVTに関する論文紹介です


当直明けの時間などを利用して、大学施設で血小板研究をされているH.Drから
いつも血小板についての最新知識を教えていただいております


DVTのリスクについてというお話でした

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⑥心停止と臨死体験

今回の勉強会は
麻酔科というか医師というか人間として興味深いテーマの論文の紹介です



海外で、心停止後に復活した患者さんを対象に
その間どんな記憶が残っているかという研究でした



なかなか調査するのも難しい内容ですが
興味のあるかたはNearDeathExperimentで検索を・・・

2018年4月11日水曜日

市立病院麻酔科4月のブログ

 2018年度になりました

京都市立病院の麻酔科は、
定年のため麻酔科部長が交代し、
新しい体制となっております


本年度から周術期統括部という新しい部門もでき、
手術室10室、集中治療室8床、麻酔科外来を
常勤15名体制での運営となりました


昨年度は麻酔科管理症例だけで3070件程の手術症例がありました
年々増加する症例に合わせて麻酔科部門も強化しておりますので
皆様どうぞよろしくお願いします

2018年3月30日金曜日

京都市立病院麻酔科 2018年3月

年度末、人事異動の季節です
京都市立病院の麻酔科部門でもこの春に2名の入れ替わりがあり
本日はデスクの様子も少し寂しい感じです



今月の勉強会

1.小児の麻酔と発達についての研究論文

小児期に全身麻酔を受けるとその後の発育にどう影響するか?
というのは子を持つ親として非常に興味のあるテーマです

海外の文献で、発達の調査をした子供たちに過去全身麻酔を受けたことがあるか?
という逆の手法で検討した論文があり発表していただきました
結果的には短時間の麻酔なら問題がないということでした

2.神経ブロック:頚長筋内注入

手術麻酔ではなくペインクリニックの分野になりますが
頭頸部の交感神経のブロックに用いられている神経ブロックのお話でした

3.力士の麻酔


手術室には体重200kgまで支えられるベッドが設置されています
なかなかそこまでの患者さんに出会うことはありませんが


肥満もひとつのリスクになりますので
少し古いのですが力士の麻酔を題材に論文勉強会をおこないました

4.ブリディオン投与後の再挿管について


全身麻酔の終了時に、ブリディオンという筋弛緩の拮抗薬を投与します
投与直後に、再度手術がなされるときは・・・


なかなか筋弛緩薬が効かない!ということになります
今回は実症例をもとに症例検討をおこないまいた

5.産科出血におけるフィブリノーゲンの投与


帝王切開の手術では希にですが出血が止まらない!という場面があります
胎盤や羊水の物質をきっかけにして、患者さんの体内の凝固バランスが崩れていった場合


輸血しつつも「フィブリノーゲンを」というデータの報告があちこちからあり
それについての論文勉強会をおこないました

6.症例報告抄読会


大動脈弁狭窄患者の大腿骨骨折についての英語論文をみんなで読みました
珍しい症例を経験した場合、基本的に学会で報告することになりますが


なかなか論文にして対策やピットフォールを共有するところまでは至りません
他施設で書かれている英文を参考に・・・という意味合いも込めて

7.ダブルルーメンチューブによる気管損傷


こちらも論文からの症例検討です
片肺換気を行う特殊な人工呼吸チューブですが


一般的な挿管チューブよりも奥の方まで挿入するため
気管を損傷したという報告が散見されるようです






2018年2月27日火曜日

京都市立病院麻酔科 2018年2月

2月は集中治療医学会がありました

京都市立病院の集中治療室(ICU)は3階の手術室の隣にあり
8つのベッドで運用しています

常勤の集中治療専門医もおり、研修医教育などにも力を入れております

今月の勉強会

1.VTE(深部静脈血栓症)


静脈弁の裏側に血栓が形成される


というメカニズムについてのお話でした


2.骨セメント注入症候群



前回、骨セメントについての症例検討に続きまして


今回はその発生率や症状についての研究論文の抄読会をおこないました

3.インフルエンザ

この時期、インフルエンザ脳症の患者が来院されております


今回はICUに絡んでインフルエンザについての勉強会です

4.ICU学会の予演会その2


DNARとICU症例という発表をICU学会でおこないました
その予行演習がありました

5.ICU学会の予演会その3

ジスチグミンによるクリーゼという発表をICU学会でおこないました


その予行演習がありました