2016年勉強会 その12
今回のテーマは
ブスコパンの副作用と腸管牽引症候群について
です
おなかの手術中に、腸管を引っ張ると
血圧がストンと下がって麻酔科的に大慌てすることがあります
(外科のDrたちは平然と手術を続けておりますが)
引っ張られた血管の内皮細胞のCOX経路が活性化され、
プロスタグランジンさ産生されることにより、
血管拡張、血圧低下が引き起こされることが原因です
今回の症例では、
ブスコパンを投与した際のバイタル変化について
どういったことが考えられるかという勉強会を研修医さんにお願いいたしました
麻酔中のバイタルの変化というのは
様々な要因が絡んだ結果ですのでこれといった結論を結びつけるのは非常に難しいのですが
それでも研修医・上級医のみんなで有意義な議論をすることができました
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