2016年4月27日水曜日

筋弛緩のモニターについて


2016年勉強会 その14

今回のテーマは
「筋弛緩のモニターについて」です


全身麻酔で手術を受ける場合
手術中は筋弛緩を投与しておりますが
モニタリングが必要な患者に対しては
手首の神経を刺激し、親指の筋肉の収縮を測定しております



いくつかのモニタリングの形式があり
当院でもTOF,PTCなどを使い分けています




今回は、麻酔科志望の研修医さん向き!?に
TOF、PTCモニタリングの原理などを解説していただきました





色々な薬剤、モニタリングで、今日も安全な麻酔をこころがけております


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京都市立病院の麻酔科は来年度の研修医&専攻医募集中です!

京都市立病院の手術室では、常時10人以上の麻酔科医が勤務しております
出身大学・医局に関わらず、広く募集しておりますので
ご興味のある方は京都市立病院or当院麻酔科までご一報ください!!!


2016年4月25日月曜日

残存筋弛緩について



2016年勉強会 その13

今回のテーマは
「残存筋弛緩について」です



今回は、論文紹介の形式で




ボランティアに筋弛緩を投与して
上気道の状態を調べた論文と・・・



高齢者のTOFと呼吸パターン・嚥下機能の論文




抜管後の筋脱力症状を調べた論文



を紹介していただきました

筋弛緩の残存と筋の脱力/機能不全についてはTOFモニターや画像検査で詳しくわかってきております
しかし、術後の肺炎や入院期間・費用対効果といった大局についてはまだまだこれからといったところでしょうか
(患者さんが100%手術前と同じ状態で帰ることができれば結構なことなのですが…)

2016年4月21日木曜日

ブスコパンの副作用と・・・

2016年勉強会 その12

今回のテーマは
ブスコパンの副作用と腸管牽引症候群について
です


おなかの手術中に、腸管を引っ張ると
血圧がストンと下がって麻酔科的に大慌てすることがあります
(外科のDrたちは平然と手術を続けておりますが)




引っ張られた血管の内皮細胞のCOX経路が活性化され、
プロスタグランジンさ産生されることにより、
血管拡張、血圧低下が引き起こされることが原因です



今回の症例では、
ブスコパンを投与した際のバイタル変化について
どういったことが考えられるかという勉強会を研修医さんにお願いいたしました



麻酔中のバイタルの変化というのは
様々な要因が絡んだ結果ですのでこれといった結論を結びつけるのは非常に難しいのですが
それでも研修医・上級医のみんなで有意義な議論をすることができました

2016年4月12日火曜日

プロタミンによるショックの勉強会


2016年勉強会 その11

プロタミンによるショックの勉強会


血管や心臓の手術では、ヘパリンという血を固まりにくくする薬を用います
そのヘパリンには拮抗する薬「プロタミン」というものがあり、
凝固系を元に戻したい際にしようしております



身近な症例でプロタミンショックをおこした症例があり、
当院でも復習(専攻医さんにお勉強)してもらうことにしました



手術室でプロタミンを使用するのは心臓や血管の際ですので
既にリスクがある患者さん・・・ではあるのですが、
さらにショックが加わったときの治療etcをまとめていただきました



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3月の間に、
異動の看護師さん、アルバイト医師のかた、退職されるDr.の皆様から
たくさんのご挨拶をいただきました












亀屋良長、小倉山荘、治一郎×2、甲陽園ツマガリ、YOKUMOKU、アンテノール...etc
並べてみるとたくさんのものをいただいておりました


2016年度が始まったばかりですが、京都市立病院麻酔科では
来年度の「専攻医さん・常勤医師さん」募集中です!!
病院見学や、面接など
ご興味のある方は是非病院代表までお問い合わせ下さい!!




2016年4月8日金曜日

2016年度もよろしくお願いいたします~

2016年度はじめまして


3月の送別会で寂しくなったのも束の間
京都市立病院麻酔科にもあたらしい人がたくさん増えました!



京都府立医大から、麻酔科専門医 いつもニコニコ元気なT.Dr.




留学経験あり。大ベテランのH.Dr.




育児も一段落、ママさん麻酔科N.Dr.


オリエンテーションも終了し、手術室業務に本格参加です
よろしくお願いいたします~