2015年1月27日火曜日

2015年 1月の出来事

ambu社の、ディスポーザブル気管支鏡をお借りしてきました(デモ使用として)


京都市立病院の麻酔科では、年間100件以上の気管支鏡
(おもに呼吸器外科手術などで)を施行しており
気管支ファイバーのメンテナンスだけでも膨大なコストになっています。


そこで、最近でてきたディスポ式の気管支ファイバー
液晶を設置すれば、コードからファイバーまでが滅菌済みの使い捨て
値段もそこそこお手頃だそうです。


専攻医さんの後ろ姿もばっちし
数年後には、「アンビューもってきて~」と言われて
気管支ファイバーを取ってくる時代になるかも??

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こちらのお土産は来年度いっしょに働いていただく予定の先生から
先日、4月~こられる麻酔科医の院長面接がありました。


1月の勉強会その1 CVについて
内頚静脈穿刺は、エコーの使用により成功率が格段に上がりましたが
それでも、1%以下の確率で予期せぬ血管/肺の穿刺が起こります。


2014年の文献でも、誤穿刺した場合の対応などが討議されておりますが
うまくいくための努力と、うまくいかない場合の対応と
両方とも大切であると感じました。


勉強会その2 脊髄麻酔、硬膜外麻酔について
昨年発売されたMiller8版(英語版)の内容に沿って
専攻医の先生にお話ししていただきました。


勉強会その3 オピオイド
こちらもMillerの内容に沿って、オピオイド(=麻薬)について
またその拮抗薬や副作用(鎮痛・呼吸抑制以外にも、心血管系への影響、免疫への影響など・・・)の勉強をいたしました。

2015年1月5日月曜日

新年を迎えました


新年明けましておめでとう御座います
京都は60年ぶりの大雪での新年の始まりでした


年末年始とはいえ手術が必要となる患者さんは来院し、
ほぼ毎日1~2件、なにかしらの手術をやっておりました
当直業務のスタッフの皆様で無事新年を迎えることができました。


本日は仕事始めということもあり、
帰省されていた皆様からのお土産で満載で・・・
(写真を撮る時点ではほとんど食べつくされてしまいましたが)
 温泉まんじゅう・かにパイ・東京駅舎のレンガ・烏賊煎餅etcをいただきました


最後に、12月に紹介できなかった勉強会の内容です

1:麻酔中の意識について
麻酔とは、意識をなくすことなのか、痛みがなくなることなのか?
意識があっても記憶に残らなければいいのか?
いまだ未解決の部分が多い領域でした。

2:ラリンゴスパスムについて
麻酔からの覚醒時、抜管後に様々なしげきにより
ラリンゴスパスム(喉頭痙攣)が起こることがあります。
麻酔科医はいかに安全を担保するか、いい勉強になりました。


今年もブログともども、京都市立病院麻酔科をよろしくお願いいたします。