ということで、先日の勉強会の紹介
① DASの抜管ガイドラインの紹介(Anaesthesia2012; 67: 318-40)
挿管ガイドラインは世界の色々な学会から発表されてますが、
抜管についてのガイドラインは珍しいです。
抜管時は純酸素で・誤嚥リスクがある場合は頭低位で・
抜管前の肺胞リクルートメントにエビデンスはない・
気管内の吸引や胃内容の吸引についてなど、
いろいろ臨床に疑問を投げかけてくれる内容でした。
② ASAリフレッシャーコースから、高齢者の麻酔について
薬剤の代謝や、認知障害、心臓etc考えることはいっぱいです。
高齢者に特効薬は無く、病態生理を理解した上で麻酔管理をおこないます。
③ 仙骨ブロック
心機能、腎機能、呼吸機能低下のある患者さんに対して、
鎮痛法として仙骨ブロックを選択した麻酔の症例呈示をしていただきました。
ペインクリニック外来ではよく行うブロックですが、
手術麻酔では最近あまり行われなくなっており、
専攻医さんは熱心に教わっておりました。
↓実際のエコー画面
さいごに、麻酔関連書籍の紹介です
麻酔の大御所ともいえる、
Miller's Anesthesia 8版が10月末に発売となりました。
さっそく一部購入し、医局内でオンラインで読める手続きをしております。
7版では巻末についていたPerioperative Management関連が、
Chapter 3,4に繰り上がっております。
麻酔科は手術の麻酔だけではなく、周術期のマネジメントが仕事です!
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