2018年4月30日月曜日

市立病院麻酔科 4月の勉強会の記録

京都市立病院麻酔科
4月の勉強会の記録


①続・続・妊婦の非産科手術

妊娠中に、外科的手術が必要となった症例がテーマの勉強会です



胎児への麻酔薬一般の影響のほかに



検査のX線の影響etcこのテーマでの話題はまだまだ続きます

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②アナフィラキシー&KOUNIS症候群


全身麻酔中には1万人に1人ほどですが、
アレルギー(アナフィラキシー)反応を起こす方がおられます
今回は、KOUNIS症候群の検討会でした


実際に経験した心電図の変化ですが、
電子情報としてちゃんと記録が残っていることは
あとから振り返りをする上でたいへん有り難いことだと思います

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④神経麻痺(頭頸部)

当院では耳鼻科・整形外科などの頭頸部の手術がたくさんあるため
一定の確率で頭頸部の神経麻痺を起こす可能性があります
挿管に関連することもあるため勉強会で取り上げてもらいました。

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⑤DVT・VTE患者の再発率について

DVTに関する論文紹介です


当直明けの時間などを利用して、大学施設で血小板研究をされているH.Drから
いつも血小板についての最新知識を教えていただいております


DVTのリスクについてというお話でした

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⑥心停止と臨死体験

今回の勉強会は
麻酔科というか医師というか人間として興味深いテーマの論文の紹介です



海外で、心停止後に復活した患者さんを対象に
その間どんな記憶が残っているかという研究でした



なかなか調査するのも難しい内容ですが
興味のあるかたはNearDeathExperimentで検索を・・・

2018年4月11日水曜日

市立病院麻酔科4月のブログ

 2018年度になりました

京都市立病院の麻酔科は、
定年のため麻酔科部長が交代し、
新しい体制となっております


本年度から周術期統括部という新しい部門もでき、
手術室10室、集中治療室8床、麻酔科外来を
常勤15名体制での運営となりました


昨年度は麻酔科管理症例だけで3070件程の手術症例がありました
年々増加する症例に合わせて麻酔科部門も強化しておりますので
皆様どうぞよろしくお願いします