2015年5月25日月曜日

5月の勉強会その1

5月の前半はGWや説明会でお休みしていた
後半の勉強会の報告です

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勉強会その1:敗血症と麻酔


敗血症患者の治療については
ICU領域で"Surviving Sepsis Campaign"
として議論されています


ショック状態の患者さんで、
イノバンだけで治療を行うと副作用の不整脈が増えるだけなので
ノルアドレナリンを使用して血圧を保つことが最近のスタンダードです
そして、血圧を保つことが腎血流の保持に役立っているようです


SSCではバンドルというものが示されています
http://www.survivingsepsis.org/bundles/Pages/default.aspx
bundle・・・束、包み、一団



敗血症にかかわる全ての医療者
(麻酔科だけでなく、その他の医師・看護師・MEさんらも!?)
最低ラインとしてしっておくべき”治療方針”でしょうか

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勉強会その2:体位 Chap.41


麻酔の教科書 Miller には
体位だけで1つの章がさかれています


体位には仰臥位・側臥位・切石位・腹臥位などなどがありますが
体位によって循環動態や
人工呼吸の状態が変化します


また、体位によっては1%以下ですが神経障害が
おこることもあり、
手術後の患者さんのQOLを高めるためにも
知識として知っておく必要があります

体位の話は1回に収まりきらずに、
次回にもちこしになりました


2015年5月15日金曜日

5月のnew faceとおみや

今週は勉強会をお休みして、
月・木・金曜日と
自動麻酔記録システムのバージョンアップ説明会でした


京都市立病院の手術室では
フィリップス製の生態情報モニターを採用しております。
生態情報モニターおよび麻酔器から出力される情報をもとに、



フクダ電子のMirrelというソフトが酸素・吸入麻酔薬・血圧・心拍数などを自動記録し、
麻酔科が手動で、挿管イベント・薬剤・麻酔時間を入力していきますので
半自動麻酔記録システムのほうが名称としてはあっているかも!?


フクダ電子以外にも、フィリップス、日本光電、オムロンなどの
自動麻酔記録システムがしのぎを削っておりますが、まだまだ過渡期でして
臨床麻酔科医師たちが直感的に使いこなせるよう
機器メーカー様にはさらなるバージョンアップをお願いしたいと思います。

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5月はGWということで
お土産の差入れの数々が届いております・・・


福井県から、「ちょこ羽二重」


種子島!!から
「鉄砲豆銃兵」「じゃがほっこり」「おさつほっこり」


東京?から「キャラメルポップコーン」


韓国から「・・・?」

皆様、ありがとうございました。
スタッフの間では、ポップコーンの黄色の味が
甘さのなかにちょっと塩がきいていてかなりの好評でした。

2015年5月8日金曜日

5月のイベント


新年度、順調に一ヶ月がすぎまして
5月1日に手術室の新人歓迎会がありました


↑今月ローテート中の研修医くんと、
旦那に子供を預けてほろ酔い加減の麻酔科女医の方々


オペ室経験者の
新人(?)ナースも3人加わりました↑

他の病院でのオペ室ナース経験を活かして
さらなるステップアップを期待しております

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5月の勉強会その1:麻酔看護

5月の第一回は、看護師さん対象に「麻酔看護」のお勉強です


病院ごとに、麻酔看護もちょっとづつ違うので
オペナーシングをもとに意見統一を図りました
患者さんが寝ている間も、看護師さんはしっかり”看護”しております。

2015年5月1日金曜日

4月の勉強会:後半

4月の勉強会その3:Miller Chap.64 慢性痛のつづき


4月最後の勉強会は、慢性痛の続きです






神経伝達回路のなかでも、

シナプスでの内因性鎮痛物質の働きおよび

下行性抑制系についてのお話と









モルヒネ・フェンタニルをふくめたオピオイド(麻薬)の副作用についてでした。

手術中に使い慣れている薬ではありますが、

長期間投与の患者さんについてはあらためて考えないといけません。




今回のテーマはかなり難解でしたので、
↓の書籍も参考にさせていただきました。